職務経歴書の書き方のポイント | さんぽJOB

職務経歴書の書き方のポイント

転職活動において大切なことの1つが「職務経歴書」の準備です。
気になる求人を見つけて応募しても、書類審査を突破しないと面接に進むことはできません。
本記事では職務経歴書の書き方のポイントを押さえられる内容をまとめています。

1.職務経歴書とは

職務経歴書は、これまでの仕事の内容や成果を詳細に記載する書類です。応募する企業に対して、自分がどのような経験を持ち、どのように貢献できるかを具体的に示します。履歴書と異なり、職務経歴書は過去の職務内容や実績を中心に記載し、企業のニーズに合った人材であることをアピールします。

考える際のポイントは以下の通りです。

Point 01  企業が求める人材がどういうものか情報を集めて分析する
まずは応募したい企業のビジョンがどのようなものか、ホームページや求人票を見て知るようにしましょう。
何をしている企業なのか/企業のビジョン/企業が力を入れていることを調べた上で、どのような人材が求められているか分析することで軸のあった志望動機を作ることができます。


Point 02  企業のビジョン/求める人物像が分かったら、自分自身が貢献できる点と重ねる(短期的な視点)
その企業の求める人物像が分かったら、続いて自分自身がその企業の課題感に対してどのように貢献できるかを重ねられるようにしましょう。
「社員の面談対応/相談できる環境を整えていきたい」であれば「従業員のカウンセリングや面談対応、健康相談を受けていた」という経験が役立てられますし、「健康診断の結果を活かせるようにして、課題に対して施策を打ちたい」といった目的を持った企業であれば「健康診断の結果分析をすることができ、ウォーキングや食事に関するイベントを実施してきた」といった経験が生きてくるのです。
企業のニーズにあった経験があるか、あらためてご自身のキャリア/経験を棚卸してみると良いでしょう。


Point 03  今後どのように貢献/活躍をすることができるのか考える(中長期的な視点)
短期的な貢献だけでは「企業の達成したいビジョン」をどのように実現することができるのか具体的になりにくいです。
上記で書き出した短期的な視点においては1つ1つの細かい課題を解決していくものとなりますので、それにプラスして中長期的に貢献できることを用意する必要があります。
ここでも保健師としてのキャリアではなく「その企業で中長期的に実現したいこと」を考えるようにしましょう。


上記の点に注意して情報を書き出したら、実際に志望動機を作成してみましょう。
書き方は以下の順で記載すると整理しやすくなります。

【志望動機のまとめ方】
①なぜ志望したのか
②短期的に貢献できること
③中長期的に実現したいこと

2.職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書の書き方のポイントを説明します。


職務概要を記載する際に注意すること

簡潔さと明瞭さ
200~300文字程度にまとめることで、採用担当者が短時間で内容を理解しやすくなります。長すぎると読みにくく、要点がぼやける可能性があります。

読みやすさ
多くの応募書類を確認する採用担当者にとって、読みやすい文量が重要です。一目で職務の内容を把握できるため、印象に残りやすくなります。

情報の整理
文字数を制限することで、最も重要な情報を選び、不必要な詳細を省くことが求められます。これにより、内容が整理され、わかりやすい職務概要が作成できます。

職務経歴を記載する際のポイント

時系列の明確化
採用担当者が時系列が分かりやすいように職務開始・終了年月を明確に記載しましょう。

具体的な業務内容
職務ごとに具体的な業務内容を詳細に記載します。担当したプロジェクト、使用したツールや技術、業務範囲などを具体的に書き、具体的な貢献や成果を明示します。

実績と成果の記載
定量的な成果(売上の増加率、コスト削減額、達成したKPIなど)を示すことで、あなたの貢献度を明確に伝えます。数字や具体的なデータを使うと説得力が増します。

スキルと経験のアピール
各職務で身につけたスキルや経験を強調します。特に応募先の企業が求めるスキルに焦点を当てると効果的です。

★Point

産業保健の分野は未経験であったとしても、臨床でどういった業務をしてきたのかはしっかり見られます。自分が経験してきたことに自信を持ち、なるべく定量的な表現で分かりやすく実績を記載しましょう。

自己PRの書き方のポイント

簡潔さ
必要な情報を過不足なく伝え、簡潔にまとめます。長すぎると要点がぼやけてしまうため、読み手にとってわかりやすく、印象に残りやすい文章を心がけます。

具体性
具体的なエピソードや実績を挙げて、自分の強みを具体的に示しましょう。抽象的な表現ではなく、具体的な事例を交えることで説得力が増します。

一貫性と理論的な構成
自己PRは論理的に構成し、退職理由や志望動機との一貫性を持たせます。導入部でテーマを示し、本論で具体的なエピソードや実績を述べ、結論で今後の意欲や企業への貢献をまとめます。

強みの明確化
自分の強みや長所を明確にし、その強みがどのように企業に貢献できるかを示します。企業が求めるスキルや資質に関連付けてアピールすると効果的です。

3.志望動機の考え方


志望動機を考える際のポイントは以下の通りです。

Point 01  企業が求める人材がどういうものか情報を集めて分析する
まずは応募したい企業のビジョンがどのようなものか、ホームページや求人票を見て知るようにしましょう。
何をしている企業なのか/企業のビジョン/企業が力を入れていることを調べた上で、どのような人材が求められているか分析することで軸のあった志望動機を作ることができます。


Point 02  企業のビジョン/求める人物像が分かったら、自分自身が貢献できる点と重ねる(短期的な視点)
その企業の求める人物像が分かったら、続いて自分自身がその企業の課題感に対してどのように貢献できるかを重ねられるようにしましょう。
「社員の面談対応/相談できる環境を整えていきたい」であれば「従業員のカウンセリングや面談対応、健康相談を受けていた」という経験が役立てられますし、「健康診断の結果を活かせるようにして、課題に対して施策を打ちたい」といった目的を持った企業であれば「健康診断の結果分析をすることができ、ウォーキングや食事に関するイベントを実施してきた」といった経験が生きてくるのです。
企業のニーズにあった経験があるか、あらためてご自身のキャリア/経験を棚卸してみると良いでしょう。


Point 03  今後どのように貢献/活躍をすることができるのか考える(中長期的な視点)
短期的な貢献だけでは「企業の達成したいビジョン」をどのように解決することができるのか具体的になりにくいです。
上記で書き出した短期的な視点においては1つ1つの細かい課題を解決していくものとなりますので、それにプラスして中長期的に貢献できることを用意する必要があります。
ここでも保健師としてのキャリアではなく「その企業で中長期的に実現したいこと」を考えるようにしましょう。


上記の点に注意して情報を書き出したら、実際に志望動機を作成してみましょう。
書き方は以下の順で記載すると整理しやすくなります。

【志望動機のまとめ方】
①なぜ志望したのか
②短期的に貢献できること
③中長期的に実現したいこと

4.最後に

職務経歴書は、書類審査のためだけではなくその後の面接における武器となります。
まずは自己分析をしっかりと行った上で、相手に伝わる文章で簡潔に作成することを心掛けていただければと思います。
時間を取って納得できる書類を作成することは、仮に1つの企業で選考が通らなかったとしても、必ず次のキャリアに繋がりますのでしっかりと準備を進めていきましょう。